21. FEBRUARY 2019

ノルドリーズとフォルティス
Part 2 大海原への旅 - オランダからポルトガルへ

長い準備期間を経て、いよいよアドベンチャーの旅に船出します。この先、どんな出来事が待ち受けているか、乞うご期待。

2018年4月29日 日曜日
パトリックとイングリッドが予約したアムステルダム行きフライトがいきなりキャンセルになり、八方手を尽くして、ようやく翌日のジュネーブ発アムステルダム行きチケットを手に入れました。波乱含みのスタートです。

2018年4月30日 月曜日
スキポール空港から、二人はノルドリーズ号が係留されているアイマウデンの港まで車で移動しました。この日は風がだんだん強くなり、嵐のような天候でした。午前4時に、レインコートを着てボートの様子を見に行きましたが、幸いロープでしっかりつながれていて無事でした。ノルドリーズ号の隣に停泊していたボートは、たいへんなことになっていました。

2018年5月1日 火曜日
ザーンダムで、水、食料その他、ワインなどとりあえず航海で必要なものを買い出しに出かけました。

2018年5月2日 水曜日
旅行用トランク、救命用具、その他日用品をボートに収納。レンタカーを返却し、2日以内に出航する心の準備はできていました。

2018年5月3日 木曜日
アイマウデンのマリーナで過ごす最終日。明日に出航を控えるノルドリーズ号。ボート、エンジン、帆、すべての装備を再点検しました。誰でもはじめは初心者で、このような経験を積むことによってプロに成長していくのです。

2018年5月4日 金曜日
午前10時、風力3、波の高さは0.2 – 0.5メートル。船出に絶好のコンディション。ノルドリーズ号は速度7ノットで滑るように海面を進み、スヘフェニンゲン (デンハーグ) を目指します。午後3時、無事港に到着し、入港セレモニーでビールを楽しみました。

スヘフェニンゲンが思いのほか美しい街だったので、二人は滞在を1日延長することにしました。次回の出航は月曜日と決定し、デンハーグでの滞在を満喫しました。

2018年5月7日 月曜日 午前6時の日の出とともに、ノルドリーズ号はスヘフェニンゲンの港を後にしました。港から船を出す工程で、二人は自動運転機能に問題があることに気づきました。海はとても穏やかで無風だったため帆走が困難になり、エンジンをかけたままゼーブルュージュ港を周回しました。大型船が優先的に着岸していくなかで、ノルドリーズ号もやっとドックに入ることができました。スロットルに問題があり、安全にドックに接岸するため慎重にヨットを操作しました。12時間後、二人は冷たいビールで乾杯しました。

2018年5月8日 火曜日
ゼーブルュージュで一日過ごす予定でしたが、自分の会社で従業員が病気療養で休んでしまい、仕事の対応を検討しなければならなくなりました。また、スロットルが突然不具合を起こして、このまま航海を続行することに怖気づいてしまいました。

2018年5月9日 水曜日
スロットルを修理するため技術者を手配しようとしましたが、港湾当局によると修理完了まで2週間を要するとのことで、単純な故障ではないことが判明しました。
パトリックとイングリッドは、港にほど近い、歴史ある美しい街ブルージュに足を延ばしました。ちょうど時期を同じくしてクルーズ船「アイーダ号」がゼーブルュージュ港に停泊していたため、ブルージュは観光客でごった返していました。

2018年5月10日 木曜日
二人は航海を続けるかどうかの決断に迫られていました。スロットルの故障、留守中起きた自社の問題、ギリギリのスケジュールなど、心配で眠れぬ夜を過ごしました。さんざん話し合いを重ね、結局、リスボンへの航海を断念することにしました。

2018年5月11日 金曜日
二人はノルドリーズ号を清掃し、港での手続きを終え、翌日にはゼーブルュージュ港に係留するだけという状況でした。

2018年5月12日 土曜日
ノルドリーズ号を艇置場に無事係留できたころにはすでにお昼を回っていて、二人はスイスへ帰国の途につきました。
次回航海の旅は続きますが、ヨットの上では何もかもが地上とは異なるということがわかります。